熊本地震の前震が起きる数日前の事でした。
普通に過ごす日常の中で、私の頭にいきなり激しい揺れに怯える自分の姿が浮かんだんです。
不意なことで私は訳が分からず、[何でこんな事思ったんだろう。熊本で大地震なんて起きる訳ないのに…]とそんな事を思った自分を腹立たしく感じました。
でもその数日後、その時の姿は現実となりました。
これは事実です。
本震の後の避難生活で暫く忘れてましたが何とか無事だった自宅に戻り落ち着きを取り戻すと、そういえば地震の前に妙な事があったなと思い出しました。
同じような体験をされた方もおられると思いますが、私はその時のことが危険を知らせようとした亡き父の導きのように思えてなりませんでした。
以前実家で母と喧嘩した後一人になった時に、障子越しに確かに聞こえてきた私を叱るような亡き父の咳払い…
その時と同じ空気観のようなものを感じたんです。今は間違いなく亡き父が私に危険を知らせようとしてくれたんだと思ってます。
