日本には紅葉の名所は多くあるが、そこに行くまでが凄く大変な名所はどれだけあるだろうか‥
壇之浦の戦いで破れた平家が落ち延びた場所だけに、どこまで続くのかと言いたくなる程急峻な細い山道を延々と車を走らせた先に五家荘はあった。生憎雨が振りだしたが、雨に濡れた木々も目の覚めるような美しさ‥
細い道に閉口しもう二度と来ないと言ってたダンナを乗せて、我が家のもう一台の軽で私がずっとハンドルを握った。平家の里にあるレストランで食事施設内の展示とこの地に暮らす方の説明を受ける。同行した姉と夫と説明に聞き入る。ところで那須与一が射落とした扇の持ち主であった女官がこの地に落ち延び追っ手だった与一の息子と恋におち夫婦になったとか‥
平家の末裔の緒方家は、今は民宿を営んでおられるそうです。古に思いを馳せてまあ忘れられぬ紅葉狩りになりました。